〒145-0071 東京都大田区田園調布1-11-10-201
03-3721-1181 お問い合わせ ご予約

インプラント治療とは:あらい歯科クリニック 多摩川・田園調布 京都大田区


インプラントについて

私のインプラントへのこだわり 25年の想い

インプラントの出会い

私がインプラント治療と出会ったのは今から23年前、大学の講義中、特別にある先生がインプラントの患者様を連れて来て下さり、我々学生にお口の中を見せて頂いた時からです。

当時大学病院では日本中どこもインプラント診療科もなく、ごく一部の開業医の先生が、最先端の技術として個人的に実施していたのみでした。
私は夢の技術と思いましたが、まさか自分がそれを専門とするとは思いもしませんでした。

修業時代

大学卒業後勤務した東京高輪のサンフラワー歯科という診療所は、1980年代より最先端の診療と医療サービスの充実といった進んだ考えを持った深井理事長の元、若い先生ががむしゃらに勉強し切磋琢磨する場所でした。

国内外の先生との交流も多く、その中でDr乙部、Dr小嶋、Dr佐藤、Drリンコー等の希代のインプラントの先生に出会いました。
患者様の口の中に埋まった新しい根というべきインプラントは、まるで以前からそこにあったように美しくたたずんでいました。

教えを請うため、日本インプラント臨床研究会という最も伝統あるスタディーグループに入会し、研修、学会参加、手術補助を続け、1984年初めて自分でインプラントを挿入しました。
そして、1986年日本インプラント学界(会員数が数百人!!)アメリカインプラント学会(会員数が千人!!)に入会し研さんを重ねました。

しかし、日本でインプラントを実施しているところは極めて少なく、失敗例ばかり強調され、私がこんなにうまくお口の中で機能していると説明しても、ほとんどの先生は夢の話と笑い飛ばす時代でした。

しかしながら、歯がなくて、義歯になじめない人の悩みはいつも一緒です。

そんな苦しみを持つ患者様にまだよく知られていないインプラントのお話をして、分かって頂いて、手術後改めて義歯の悩みが無くなったといお話を最後に聞けたときの嬉しさといったら、夢のようでした。

その当時インプラントを入れた患者様のほとんどは、今でも健在で、私共の診療室で検診にお見えになっております。
もちろん、皆様のインプラントも現役です。

インプラントとは・・・

1987年アメリカ=マイアミの学会発表を機に内外の学会発表や新しいインプラントの臨床経験んを積み、1989年自らの診療室を持つことになりました。

そのとき自分は何を患者さんにしてあげることができるのかを考えました。
義歯、矯正、インプラント…その時、ある先生から教えられたある言葉を思い出しました。
技術先行しがちな若手医師に、心を教えて頂いた修業時代の集まりでいつもインプラントを熱く語った乙部先生、小嶋先生がよく最後に言った言葉、それは「こころ」でした。

「インプラントは、それ単独での治療はあり得ない。お口全体の治療(オーラルリハビリテーション)の中の1つに過ぎない。」
そうです。
インプラントは黒子であるべきなのです。

私は開業するに当たって、他の治療法を一緒に、インプラント治療も引き出しにしまって、いつでも使える最終兵器としました。

診療室にお見えになる患者様といっしょになって、最善の治療法を見つけていって、もしもインプラントしかなければ、引き出しを開けて患者様に提供しようと考えました。
いつも出しておいて何でもインプラントにするのではなく、そこに入ることでお口全体が良くなるのならインプラントをすすめようと考えました。

ですから、意味無くインプラントを入れることを依頼されても断ることにしました。
お口の中には様々な歯、歯をささえる骨や筋肉があります。
人それぞれ全く異なる形質があり、それらを無視して何でもインプラントにしようという今のインプラントブームには私は疑問があります。

早い安い、まるでどこかの食べ物屋さんの様な話も聞きますが、人間の体は日々刻々と変わります。

必要な所に必要な数だけ必要な人に行うこと、これが私のインプラント治療のモットーです。

インプラントをはじめて25年たち、1000症例を超え、多くの手術を手がけてきましたが、最善の治療とは、インプラントだけではなく、お口全体が良くなって初めてそう言えるものだと思います。

【インプラント治療費】

インプラント治療は、全て健康保険診療の対象外で、自由診療料金(自費診療)となります。
詳しくはこちらをご確認ください。